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丹波焼とは
丹波焼は、瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯の一つに数えられており、その発祥は、平安時代末期から鎌倉時代初期と言われています。桃山時代までは焼き上げるのに「穴窯」が主に使用されていましたが、慶長16年(1611年)ごろ、朝鮮式半地上の「登り窯」が伝わりました。同時期に取り入れられた蹴りロクロ(立杭特有のめずらしい左回転ロクロ)とともに、伝統技術を今日に受け継ぎ、数多くの名品をこの世に生み出してまいりました。
丹波の豊かな自然が育んだ土と、受け継がれてきた伝統からなる丹波焼。手づくりならではの「味」や、温かみのにじみ出る作品をお楽しみいただけますと幸いです。
のぼり窯のこだわり
1
伝統の登り窯で作るうつわ
現在、燃料や効率の問題から、ガス窯や電気窯が主流になっています。しかし、のぼり窯ではその名の通り「登り窯」を使用しております。登り窯の中では、燃えた薪の灰が舞い上がり、それらが作品に付着することで釉薬に変化が出ます。また、焼成中の窯の中は酸素量が非常に不安定になるので、同じ釉薬を使ってもそれぞれ色合いに個性が出るのです。
2
日常にマッチしたうつわ
丹波焼は、発祥当時からお皿や湯のみ、徳利、花瓶など「生活用器」を中心に生産しています。どこか懐かしいレトロなデザインのお茶碗や、鮮やかなカラーでモダンな湯のみなど、様々なスタイルが楽しめます。あなたの好みに合ううつわがきっとございます。
3
使うたびに嬉しくなるうつわ
「このお皿に乗せると、お料理がもっと美味しそうに見える!」「このカップは使いやすいからお気に入り!」など、使うたびにちょっと嬉しくなるような、たくさん使われるようなうつわを目指して日々制作に取り組んでいます。